2018年Amazonプライムビデオで、ドラえもん映画36本が見放題状態となっておりまして、前回は「のび太の日本誕生」を視聴しました!
次は何を観ようかな~っと思ってたんですが、やっぱりパンフレットを持っているのを・・・って事で、「ドラえもん のび太のドラビアンナイト」を視聴しましたので、軽く紹介していきます。
あ、ネタバレしちゃってる所もあるので視聴予定の方は、そっとブラウザを閉じてくださいませ。
そして何かドラえもんの映画を紹介してるHPがあったなあ・・っと思い出して頂けた際は、また戻ってきてあげてください
ドラえもん映画を視聴して、大人になった私が思う事
私がドラえもんをガッツリと観ていたのは、幼稚園~小学校高学年程までで、いつの頃からか全く観なくなってしまいました。
ですが、30代に入り昔を懐かしむというか、日常に疲れ昔に戻りたいって気持ちが強くなってきたのか、最近では映画のパンフレットを読み直したりと、ドラえもん熱が再燃焼している状態です。
幼少の頃は、ただただ純粋にドラえもんを楽しんで観ていましたが、大人になって観直すと、なんていうかツッコミ所いっぱいやんけ!って箇所が多々ありまして、感想を交えて書き殴ったのが下記となります。
アラビアンナイトについて
最初に世界観というか時代背景を見ていきましょう。
ペルシャ王の妻が毎夜物語を語る「千夜一夜物語、英語版の題名で「アラビアンナイト」って名称が有名かと思います。
簡単に説明すると、226年~651年の間に、ペルシャ・インド・ギリシャの民話が公用語の中世ペルシャ語に記され、それが千の物語として編纂されました。
それが9世紀頃にアラビア語に翻訳されて原型が出来、さらに17世紀頃にフランス語に翻訳されてヨーロッパに「千一夜」ブームが起きます。
有名な「アラジンと魔法のランプ・シンドバッドの冒険・アリババと40人の盗賊・空飛ぶ絨毯」などはアラビアンナイトの物語として有名ですが、全てヨーロッパの千一夜ブームの時に作られたモノで、元々のアラビア語の原型の中には存在しない物語なんだそうです。
ドラえもん のび太のドラビアンナイトについて
さて、話をドラえもんに戻します。
1991年に公開された映画シリーズ第12作目となり、今から27年前程の映画となります。
ドラビアンナイトは、上記のアラビアンナイト、アラジンと魔法のランプやシンドバッドなどをベースにした世界観で、ドラえもん達が大冒険を繰り広げるのです。
あらすじ
ドラえもんのひみつ道具「絵本入りこみぐつ」を使って、のび太とドラえもんは、絵本の中に入りシンドバッドの世界を楽しんでいました。
のび太は、しずかちゃんを誘い、一緒に絵本の中に入り込みますが、何故か無茶苦茶な世界になってしまっています。
原因は、ジャイアン達が絵本をない交ぜにした結果だったのですが、不運が重なって、しずかちゃんは行方不明に。
挙句の果てにのび太のママが、絵本を全部燃やしてしまい、探しに行けなくなります。
万事休すか・・と諦めかけた時、ドラえもんの機転で時間旅行のガイドであるミクジンを雇って過去の世界に赴き、シンドバッドの助けを借りて、無事にしずかちゃんを助け出す事に成功しハッピーエンドとなりました。
全体の感想
幼少の頃ですと、何の疑問も持たずに「キャッキャ」と楽しみながら観ていましたが、30代も半ばに来るとツッコミが大量にある事に気付きました。
のび太について
のび太が行方不明のしずかちゃんを探しに行く過程なのですが、大変だああって気を揉みながらも公園で、
爆睡しています
よく、そんな大変な状況下で寝ていられるなって思ったのですが、その後はドラえもんと一緒に、しずかちゃんの家に探しにいったりしますが、あろうことか2階から不法侵入したります。
そして、しずかちゃんのお母さんに見つかり、逃げるかのように出ていくなど、怪しすぎるってレベルじゃないです。最悪しずかちゃんが行方不明のままだったら、犯人は自分ですって言ってるようなもんですね。
まあ、そんなドタバタぶりも、不器用ながらも本気でしずかちゃんを心配している、のび太らしいと言えばそうなのかもしれません。
過去の世界へ
絵本の世界で行方不明になったのに、なぜタイムマシーンに乗って過去の世界に助けにいったのか、その理由が少しわかりにくかったです。
一応アラビアンナイトの話に、歴史上で実在の人物が登場していて、その実在の人物が生きていた時代に行けば、そこから絵本の空想世界に繋がり、しずかちゃんも存在している可能性がある!(何故?)
一種の賭けだったと思いますが、上手く見つけられたのは、かなり幸運だったのではないでしょうか。(自分で書いてて何かわからなくなってきたぞ)
時間旅行公社ミクジンが、あまりにも不憫
彼は、ドラえもんに雇われてガイドをする事になったのですが、時代背景の解説はいらないと罵られたり、お前のやっている事は意味がない的な形で仕事を否定されたりと、踏んだり蹴ったり。
まあ雇い主のドラえもんを、ドラざえもんと何回も間違えたり、拗ねて挑発的になったり、ジャイアン達と喧嘩して職場放棄して何処かいってしまうのも、プロとして問題あるかと思いますけどね。
ドラえもん達の無警戒ぶり
船を購入して、しずかちゃんを探しに出航したドラえもん一行。
しかし、その乗組員達が・・明らかに悪党達です。
堂々と悪党達が乗る船の中で爆睡していた所・・・ドラえもんのポケットを奪われ、荒れ狂う海に投げ出されてしまいます。
こうやって大人の汚さを学習していくのでしょうか。
MVPはミクジン
職場放棄して、何処かいってしまったミクジン。
しかし彼は、何だかんだプロ。
ドラえもんの行動をタイムテレビで見てて、海で溺れていたドラえもん達を岸に運んだり、牢屋に捕らえられていたドラえもん達を救出したりと彼がいなかったら、のび太達は
死んでいた可能性もあります。
しかし、ちょっとした失敗でジャイアンに、この3流ガイド!っと罵られたりと不憫でなりません。
しずかちゃんが奴隷になってしまった件について
さて行方不明のしずかちゃんは、なんと過去の世界で奴隷商人に捕まっています。
奴隷商人に許可を得てようやく水浴びを許してもらえるわけですが、ここは昔のドラえもん映画のサービスシーン、お約束とも言える、しずかちゃんの裸体を拝むことが出来ます。
裸体っていっても、ストレートな描写ではなく、湖の中で泳ぐシルエットのみでしたが、逆にそれが想像力を掻き立てるというか、艶めかしく妖艶でした。
そして一瞬のスキを付いて逃げ出す彼女ですが、のび太達に助け出されるまでは、ムチを手にした奴隷商人に砂漠を連れ回されるわ、追いかけられるわ、死ぬかもしれない極限状態。
一生モノのトラウマレベルだと思うのですが、しずかちゃんはその後、案外ケロっとしてます。
なんていうか・・・彼女の心臓には剛毛が生えているんじゃないかって思いますね。
しずかちゃんは、のび太にほの字
あと助け出された時、ドラえもんやジャイアン達がいる中でも「のび太さん!!」って駆け込むあたり、やっぱりのび太の事が好きなんだなあって。
のび太自身も、夢の中で奴隷になっている彼女を見て、心を痛めていたわけですよ。
夢って、願望が具現化するって聞いた事がありますが、流石にこの場合は本気で心配していたと思います。
のび太よ、君はたしかに出来すぎ君と比べて、ルックスも頭の良さも運動神経も適わないのかもしれない。
しかし、どんな危ない状況下でも、しずかちゃんを救おうとする姿勢と気持ちは負けていないと思うし、数々の大冒険を経て相思相愛になっていったんだと思うよ(公園で寝てたけどね)
吊り橋効果的な感じですかね!
何より、平和な世界で普通に生活している出来すぎ君より、のび太よ、
様々な極限状態を体験し修羅場を潜り抜けてきた君の方が経験値は上だ!!
それは誇っていいと思うぞ。
最後に
エンドロールでお世話になったシンドバットに、また会いに行くという後日譚が描かれていたのは良かったです(ミクジンもいて、仲良くしてましたしね)
ってかタイムマシーンで、ちょっと前に戻って、しずかちゃんに絵本に入っちゃダメだよの一言で、万事解決な気もするのですが、心の中で大冒険を期待していたのか、それとも折角の劇場版ですので、救える可能性が低い方に賭けたのでしょう。
いやはや、しかし幼少の頃は、ただただ純粋に見てましたけど、大人になってしまうと色々と突っ込んでしまうのは成長したからなのか、汚れてしまったのか、どちらでしょうか。
しかし突拍子もなく奇想天外で矛盾している事が起こったとしても物語上は、それで進行しているのですから、外野が何を言っても意味のない事なんだと思います。
現実でも、そんな馬鹿なって事が存在してますしね
さて次は何を観ようかな~。
やっぱりドラえもん面白いわ!
さて、ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
また次回に~(^^)/