三重県鳥羽市相差(おうさつ)町に宿を構える「幸洋荘」
一泊二日のプチ新婚旅行で訪れましたが、1人当たり15000円程と、高すぎず安すぎのお値段ですが、味覚の宿に名前負けしない極上の海鮮料理の数々、清掃が行き届いた客室、心地よく肌がツルツルになる天然温泉。
じゃらんnetでの夕食クチコミ4.8!
クチコミ総合でも4.5を誇り、訪れた殆どの方が「豪華な海鮮料理」に舌鼓を打ち、また訪れたいと願う・・・
相差町に数ある旅館の中で1番とも言われる、知る人ぞ知る穴場旅館です!
味覚の宿「幸洋荘」で思い出に残るひと時を
三重と言えば伊勢神宮や鳥羽水族館、志摩スペイン村などが有名ですが、南鳥羽の相差町は、海女さんと漁師の町、ひと昔前にタイムスリップしてしまったかのような、のどかで静かな風景が広がる港町となっています。
現地で仲の良い友人二人と合流し、4人での宿泊となりましたが、日々の忙しさから離れ、料理が美味しい旅館で贅沢なひと時を過ごしたいと辿り着いたのが「幸洋荘」でした。
建物は若干古く、決して豪華な外観ではないですが、料理の質、温泉の気持ちよさ、接客の良さなど、全て高レベルなお宿なのです。
宿泊プランについて
様々な宿泊プランがあり、未就学児~小学生の子供連れ限定プランや記念日プラン、そして女子旅プランなど、予算的には1人12000~25000円程となるようです。
今回私たちが選んだプランは、
【人気No.1】これぞ南鳥羽!圧倒的な舟盛!国産牛&車海老&大あさり&さざえ&鯛飯…夕食部屋食で貸切風呂無料
取りあえず海鮮料理を食べたかったので、お値段的にもバランス良く、一番売れている標準プランとの事でのチョイスですが、金~日や祝日に宿泊を希望の際は、最低でも1~2カ月前には予約される事をオススメします(すぐに埋まってしまうため)
フロントロビーと客室について
15時にチェックインを済ませ、フロントロビーで小休止しましたが、マンガ本が置いてあったりと、広すぎず狭すぎず、気取らずに何処か懐かしさを感じる事が出来る雰囲気。
決して豪華ではないですが、素朴でアットホームな旅館だと感じましたね、実家のような肩がこらない感じ。
客室は2~3階にあり、和室が10室に和洋室が3室、露天風呂付客室が1室。
お腹を空かせるために階段を利用していましたが、エレベーターもあるので、足腰が不安な方でも安心ですね。
今回は3階の角部屋、和室での宿泊となりましたが、10畳程の広さに清掃がスミからスミまで行き届いていましたし、これくらいの広さのほうが落ち着きますね。
全室バス&トイレ(ウォッシュレット)付、寝る際は羽毛布団を引いてくれて、冷暖房完備で寒くは無かったのですが、ちょっと部屋が乾燥していました。
海を眺めたかったのですが、他の旅館に囲まれていましたので、景観に関しては正直良いとは言えないのが、少し残念ではありました。
船盛や車エビ・・豪華な夕食に舌鼓を打つ!
一通り周辺の観光地を探索し、18時からの夕食に備えます。
伊勢志摩・地元相差ならではの旬の食材を使い、料理長の趣向を凝らした、オリジナル料理の数々・・
18時~19時までのコース料理となりますが、友人達が泊っている広めの部屋まで運んできてもらえますので、周りを気にすることなく、嫁と友人たちと和気あいあいと食事を楽しむ事が出来るのは嬉しい限り。
あと「幸洋荘」から届いたメール内容に「(料理が)いっぱいでますのでお腹を空かせてお越しください」
と、書かれていたのでしっかりと歩き、出来る限りお腹を空かせて挑みつつも、正直オーバーだと高を括っていたのですが・・・
これでもかと盛り付けられた舟盛り
(4人分の舟盛りとなります)
地元で取れた伊勢エビ・アワビ・鯛・カンパチを味わう事ができ、あまりの美味しさと新鮮さ、スーパーや回転寿司などで食べるのは違うな・・と痛感させられましたね。
伊勢エビはプリプリでとろける甘さ、アワビは噛むたびにコリコリっと口の中で音が鳴り響く・・
思い出すだけで涎が出てしまいます。
(国産牛の朴葉味噌焼き)
海鮮料理だけではなく肉料理や、海老やホタテ、白身魚が入った「海鮮グラタン」など、様々な味を楽しむ事が出来るのもポイント
天ぷらの盛合わせと地物牡蠣の豆乳鍋
海老とフグ、ナスに獅子唐の天ぷらと雲丹塩
4月~8月はあわび料理が中心となるようですが、舟盛に天ぷら、車海老の曙焼きなど、9月~3月は伊勢エビの料理が中心となるようです。
2月に訪れましたが、嫁は海老が大好きでなので、美味しい美味しいと大満足のようでした。
「地物牡蠣の豆乳鍋」は、クリーミーながら牡蠣のエキスが溶け込んでいる濃厚なスープまで、全部飲み切ってしまいました。
カメラでもあるのだろうかと、中居さんが的確なタイミングで料理を運んできてくれますので、テンポよく食べ続けられましたが、ボリュームが半端ない!!
豆乳鍋を食べきった後にはお腹がパンパンで、嬉しい悲鳴を上げていましたが・・・
〆は鯛飯のお茶漬けと自家製なめらかプリン
ここでご飯ものか・・!っと、鯛飯が運ばれてきました。
良く味が染みてて、めちゃくちゃ美味しかったのですが、胃袋が「そろそろあかん」と悲鳴をあげてつつも、お茶漬けにして昆布の佃煮と合わせて、気合で食べきりました!
(自家製なめらかプリン)
甘い物が別腹とはよく言いますが、今回に限っては食べきれず冷蔵庫で冷やして翌日の朝に頂きましたが、あっさりとした上品な甘さで、これまた美味!
嫁や友人たちも、最後はお腹一杯過ぎて動けなくなるほどでしたが、今まで泊った旅館の中で一番美味しかったと言ってましたね。
この夕食を味わいたいがために、リピーターが続出する程の人気っぷりとの事ですが、納得です!!
幸洋荘の朝食について
5分前に部屋の内線が鳴り響き、朝8時から1階の宴会会場にて、他のお客さんと一緒に朝食となります。
(朝ごはんとは思えない豪華さ!)
季節により内容・器は変更になるとの事ですが、THE・和食!といった内容で、地元農家さんのご飯はフワフワでモチモチして、旅館の定番とも言える海苔に巻いて食べると、美味しいのなんのって!
(4人分の鯛のあら煮)
朝から鯛ってのも豪華ですが、最後の最後まで・・・海老!!
(伊勢海老汁)
低血圧のため朝は苦手で、基本的に朝ごはんは食べられないのですが、全体的に味がしみ込んでて美味しいんですよねえ・・・
テンションが上がっていたのもあるかと思いますが、ガッツリと食べる事ができました。
(栄養たっぷりのアカモク)
アカモクというのを初めて食べましたが、どうやら海藻の一種、ネバネバシャキシャキしてて、伊勢海老汁に入れると、とろみが出て大変美味でした。
買うとなると結構高いと思うのですが、こういった食べ物が自然と組み込まれているのも凄いと思いますね。
お昼ご飯がいらなくなる程のボリューム、食事に関しては100点満点で、大満足となりました!
幸洋荘の温泉について
内風呂は大浴場のみ、露天風呂は、足が伸ばせる程の大きさの壺湯が二つありました。
入浴時間は午前6:00~10:00、午後は15:00~23:00となり、1階にあります。
そし大浴場の内湯のみ、PH9.3の榊原社宮司温泉を汲み入れている。
榊原社宮司温泉は、名湯・榊原温泉と安濃川を隔てた場所に位置する、清少納言ゆかりの「七栗の湯」で有名な「七栗」に源泉を持っている温泉との事。
アルカリ性泉質で、ほぼ無色透明・無臭で刺激が少なく、加水・循環ろ過となりますが、比較的誰でも安心して入れる温泉ですね。
ツルツルすべすべの泉質でしたが、凄く気に入りまして、一泊二日の間に、私は合計で3回、嫁は4回入りに行っても、また入りたいと言ってましたね。
旅と旅館の醍醐味である温泉、決して広くは無かったですが、心身共に癒されリラックスする事が出来ました!
貸切露天風呂 ふる里の湯と月見の湯について
当日のチェックイン時に予約する事が出来る「貸切露天風呂」が、3階にありまして、無料にて利用する事が出来ます。
(時間帯は15:10~23:00)
システムとしてはクリアボードに挟まれている用紙に、希望の時間帯に名前を記入し、ロビーに設置されている鍵を持っていき入浴。
1回の貸し切り時間は40分間となり、入浴が終わったら鍵を所定の位置に返す形となります。
プライベートな時間を、家族や恋人と過ごす事の出来る、癒し空間ですね。
注意点は、天然温泉ではなくお湯を温めている点、洗い場が外にあるので、冬はかなり寒く湯舟に浸かる事しか出来ない事。
そして二つの貸切風呂が隣接してあるので、お隣さんの声が丸聞こえって事ですね。
まあ家族風呂ですので、水入らずの時間を楽しむ空間と割り切れば全く問題ないと思いますが、身体を洗うのは冬ですとかなり厳しい寒さでしたので、事前に露天風呂などで洗っておく事をお勧めします。
アクセスについて
住所:三重県鳥羽市相差町1110-1
電話番号:0599-33-6217(受付時間9:00~18:00)
前日までの予約となりますが、近鉄鳥羽駅より無料送迎あり
乗用車25台分の無料駐車場がありますが、案内の看板が小さくて、注意深く走らないと、見逃して通り過ごしたりするかもです。
上記写真のように、幸洋荘前の駐車場が狭く、ハイエース等の車幅2m程度までは通行可能との事ですが、ハマーやピックアップトラック等の車幅2m以上の車だと厳しいようです。
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お土産購入は、王将さんで買わせて頂きました。
大阪への帰り道、遅めのお昼を頂いたのはこちらです
最後に 全体の感想について
15時にチェックインの予定でしたが、気が焦ってしまったのか13時頃に着いてしまいました。
ロビーに赴いて問い合わせた所、駐車場に停めても良いとの事で、尚且つ周辺の観光地を、忙しい中で女将さん自ら教えて頂けるなど「親切な旅館だなあ」というのが、第一印象。
クチコミの評価を見てみると、料理については満足の声が多いですが「接客に問題アリ」との声がチラホラあるようですが、思うに良い意味でも悪い意味でもアットホームなんですよね、冒頭でも述べましたが、実家のような感覚。
だからと言ってラフすぎず、女将さん中居さん共に気持ちの良い接客をしてくれましたし、ホテルとは違う旅館ならではの親しみやすさが、地域柄と合わせてマッチしていると思います。
プチ新婚旅行、嫌な事は一つも無く、思い出に残る良い旅になりましたのも、「幸洋荘」あってこそです!
是非また訪れたいと思います
さてさてここまで読んで頂きありがとうございます!
また次回に~(^^)/