大阪グルメを求めて ~近畿旅紀行~

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「太子聖燈会」太子町の叡福寺を中心に行われる年に一度の燈篭会

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f:id:GOSE:20190420232144j:plain大阪府南河内群の太子町には、「聖徳太子」の墓所がある「叡福寺」があります。

 

日本人なら誰しもが知っているであろう「聖徳太子」が眠り地として有名で、尚且つ立派な寺院なのですが、観光客はそれ程多くなく、普段は静かで厳かな雰囲気に包まれています。

 

しかし年に一度、春の訪れを感じる4月中旬~下旬頃に行われるイベント「太子聖燈会(たいししょうとうえ)」には、地元の方々を中心に大勢の人々で賑わうのです。

 

約1万燈の燈火カップで彩られる「太子聖燈会」、写真を中心にご紹介したいと思います!

第12回 太子聖燈会を訪れての感想

私が訪れたのは今回が初めてですが、平成最後となる年に12回目を迎え、年期のあるイベントになっているようです。

 

聖徳太子の「和」の精神を尊び、太子町を訪れる人々の幸せを願うあかりが、魅力あるまちづくりとまちの活性化につながってほしい。そんな、太子町を愛する地域の人々の思いで始まった太子聖燈会(たいししょうとうえ)も今回で12回目。今年の春も、聖徳太子が眠る地を、1万燈のあかりが彩ります。みなさま、太子町へぜひお越しください。

出典:太子町観光・まちづくり協会

 

会場は大きく3つに分かれていて、聖徳太子の墓所があり中心地となる「叡福寺会場」

 

十分な広さがあり芝生の上で寛ぐことが出来る「太子・和みの広場会場」と、プロジェクションマッピングが楽しめる「西方院会場」

 

この3会場にて、毎年約300人の住民ボランティアの手により、ひとつひとつ並べられた燈火カップを楽しむ事が出来るのです。

 

叡福寺会場の燈火カップについて

聖徳太子の霊廟がある叡福寺には、メイン会場らしく燈火カップも一番力を入れて並べられているように感じます。

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(叡福寺の入り口となる南大門)

 

到着した時間帯は18時過ぎ、まだ日も明るくて賑わいつつも、普段通りの様子でしたが・・

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19時を過ぎた頃には真っ暗となり、燈火カップのロウソクに火が灯っていました。テンション爆上がりです。

 

中に入り、手水舎で手と口を清めて、あとは気合入れての探索タイム!!

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府指定文化財の金堂と、重要文化財の多宝塔の間には「鳳凰」の形になるように、燈火カップが並べられていました。

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聖徳の天子(聖人と呼ばれる徳の高い人)が世に表れる前触れとして伝えられてきた想像上の鳥ですが、私のスマホと撮影技術では、ちょっと分かりにくいかもですけどね。

 

会場の奥では、恐らくプロの方々による電子ピアノや尺八で、映画「ラ・ラ・ランド」の楽曲や、「米津玄師のlemon」などを演奏してくれていましたが、燈火カップと合わさって一定の賑わいがありながらも、和やかで幻想的な空間になっていました。

 

新元号「令和」の文字に並べられた燈火カップ

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(聖徳太子廟前の二天門から撮った写真)

 

そして第11回までは、太子の教えである「和をもって貴しと成す」を「和」の一文字で表現していたようですが、今年は「令和」となっていました。

 

「令」には「めでたい」という意味で、「和」には「やわらぐ」とう意味が込められていて、平成から令和へ、良い時代になってくれたらいいなと、心から思います。

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後ろを振り返ると「聖徳太子廟」があり、その周りにも燈火カップが配置されていました。

 

普段は静かな「叡福寺」ですが、年に一度くらいは賑やかな雰囲気に聖徳太子も喜んでくれて・・いてくれたら良いですねえ。

太子・和みの広場会場のたいし聖徳市について

普段は駐車場+憩いの広場として機能している「太子・和みの広場」にも燈火カップが並べられています。

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左奥に見えるのは毎月第3日曜に開催されている「たいし聖徳市」が夜市として開催。

 

お祭りの定番となる「焼きそば」「イカ焼き」「唐揚げ」などの夜店や、「金魚すくい」「くじ引き」などもあって、小~中高校生で大変な賑わいとなっていました。

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(クルクルと回る竹のオブジェ)

 

広場の中央では、様々な年齢層のバンドによる楽器演奏と生歌披露があり、大変オシャレな空間となっていましたが、芝生の上で食事を行う事が出来るスペースや、小さな子供達が走り回るには十分な広さ。

 

こちらでのんびりとするだけでも、価値のある空間となっていましたね。

西方院会場のプロジェクションマッピングについて

西方院とは

聖徳太子の死後に、その乳母であった月益姫、日益姫、玉照姫(それぞれ蘇我馬子、小野妹子、物部守屋の娘とされる)の3人が、剃髪して仏門に入り、墓前にお堂を建立して、太子の冥福を祈ったのが寺の始まりと伝えられます

西方院/太子町ホームページ

 

叡福寺とは迎え合わせの位置となりますが、三尼公の御廟と伝えられる3基の石塔が、聖徳太子廟を見つめる形で残されています。

 

こちらの最大の売りは、阪南大学の田上ゼミさんが送るプロジェクションマッピングの上映

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長蛇の列が出来ていましたが、1回の上映は5分程で余程の事がない限りは並び始めて15~20分程で会場内に入る事が可能かと思います。

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西方院をバックに、今はやりの迫力ある色調と派手な演出を楽しむ事が出来ます。

 

どうしても写真では、その魅力を伝えきる事が出来ませんが、機会がありましたら是非!

 

アクセスや開始時間について

近鉄南大阪線「上ノ太子」 駅から徒歩20分 または金剛バスで「太子前」下車すぐ

近鉄長野線「喜志」駅から金剛バス「太子前」下車すぐ

 

叡福寺・西方院・太子和みの広場、開始と終了時間:18:00~21:00

たいし聖徳市:17:00~21:00

プロジェクションマッピング:19:00~21:00

 

関連記事について

叡福寺の歴史などについての紹介ページです。

kankou.gosekun.com

最後に

雲ひとつないほどの快晴で、思う存分堪能する事が出来ました。

 

魅力的な「太子聖燈会」ですが、惜しむらくは年に一度しか開催されないという事でしょうか。

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ただ、もし私の記事で興味を持たれた際は、是非とも来年以降の「太子聖燈会」に参加してみてください。

 

家族や恋人と、そして1人でも、価値のある素敵な時間を過ごす事が出来ると思います!

 

さてさて、ここまで読んで頂きありがとうございます!

また次回に~(^^)/

 

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