奈良県田原本町に2018年4月、新しく道の駅が出来たという情報を聞いてはいたのですが、中々行く機会が無く、時間ばかりが過ぎ去っていました。
どうやら「唐古・鍵遺跡史跡公園」と隣接していて、散歩を楽しまれる方々や、子供を連れた家族などで大変な賑わいとなり、新たな観光スポットとなっているとの事。
いつか訪れようと悶々としていたのですが、こちらで販売している「バンビーナジェラート」や「奈良漬けタルタルフィッシュカツドック」が美味いで!
と、知り合いに早く行けと催促され、食いしん坊の私は速攻で車を飛ばして突撃しました!
道の駅紹介記事、3回目の今回は「レスティ 唐古・鍵」について、ご紹介します!
(田原本町公式キャラクター タワラモトン)
レスティ 唐古・鍵について
「レスティ」とはイタリア語で「遺跡」という意味で、「唐古・鍵」(からこ・かぎ)は、奈良県磯城郡(しきぐん)田原本町大字唐古及び、大字鍵に立地する、弥生時代の「環濠集落遺跡」です。
「レスティ」だと、何かオシャレな雰囲気になりますが、要は「道の駅 唐古・鍵遺跡」って事ですね!
館内の雰囲気と飲食について
2018年4月にオープンした最新の道の駅となりますが、こちらは3階建てとなっていて、奈良と田原本町の特産品売り場やレストラン、そして展望台もあったりと、選り取り見取りの施設となっています。
特徴的な寄棟造りの大屋根が特徴的で、田原本町のランドマークになっているとの事。
1階 KAGI BAKERYとバンビーナジェラート
1階は特産品販売と、歴史・観光案内がメインとなっていて、ベーカリショップ「KAGI」も、ドーンと存在感を発揮。
館内に入ると、パンの良い匂いが充満しているなと思ったら、こちらだったのですね。
「黄金の生食パン 極」(税込み615円)
高級カナダ産小麦粉を100%使用して、施設内で焼き上げた高級食パンを筆頭に、色々な手作りパンや、名物となった「イタリアンジェラード」が販売されています。
今回の旅の目的だったジェラードに早々に出会う形となり、喉が渇いていたのもあって、館内を見て回るより先に、取りあえず購入を決意!
正式名称は「バンビーナジェラード」との事で、近畿大学農学部(奈良市)と、松井農園(田原本町)が共同開発した新品種メロン「バンビーナ」を使用。
そして手作りジェラードを手掛ける「テンダーボックス」(奈良県平群町)が製造。
完全に100%、奈良のスイーツやんけ!!
奈良と言えば「鹿」ですが「小鹿のバンビ」から「バンビーナ」と命名されたそうです。
全国の道の駅のグルメナンバーワンを決定する祭典「道―1グランプリ2018」のスィーツ部門でグランプリを受賞し、奈良の新名物の道を歩み始めた実績のあるジェラートですね!
道-1グランプリに輝いたバンビーナジェラード
税別でカップ350円、コーン400円で、高くもなく安くもないお値段。
評判では「甘い」と書かれていましたが、個人的には「ちょっと薄味かな?」ってのが、第一の感想。
でも食べていく内に、メロンをそのまま食べているような感覚になっていって、ほんわかとした甘さが口の中一杯に広がっていきます。
個人的には「美味しい」と感じましたね、しつこくなく爽やかなメロン味でした。
是非、夏の熱い時期に食べてみたい
吉本新喜劇の酒井藍さんが1日駅長
吉本新喜劇座長の「酒井藍」さんですね、どうやら2018年7月21日に、1日駅長として来てくれていたようです。
なぜ酒井さんなんだろうと思っていたのですが、出身がここ「奈良県磯城郡田原本」とのことで、完全に地元ですね!
サイン色紙や、着ていたピンク色の服なんかも展示されていたので、是非駅内を探してみてください!
農産物がとにかく安くて新鮮!!
1階は地元の新鮮な野菜や果物を中心に特産品の販売、レスティ 唐古・鍵ならではの、お土産などが並ぶ交流エリアとなっています。
売り場自体は、そこまで大きくは無いのですが、地元の田原本で生産された農作物が、通常のスーパーで買うより安く販売されています。
写真では少々伝わりにくく感じるかもしれませんが、大小様々な大きさのキャベツが90~110円程で販売されていました。
勿論大きければ良いというわけではないですが、他にも大根やホウレン草など、全体的に大阪のスーパーなどで買うより10~20円程は安いかな?と感じました。
あと1階の物販コーナーでは、カードでの支払いが可能となっています。
11時頃に来館したのですが、既に大勢の方が買い求めていたので、良いのは早い者勝ちかもしれませんね。
2階 からこカフェについて
2階にはレストラン「からこカフェ」があり、かなり独特の食べ物を楽しむ事が出来るようです。
全体の雰囲気として、道の駅とは思えない程のオシャレな空間で食事を楽しむ事が可能となっていて、休日のお昼頃になると常に満席状態となるようです。
屋外テラスから差し込む日差しが暖かく、解放感のある造りとなっていて、まるでカフェのような、木目調のテーブルとチェアがオシャレですね。
奥にはキッズコーナーもあり、子供を連れたお父さんやお母さんも休憩しやすいのも、嬉しいポイントではないでしょうか。
ここでしか食べられない数々の「からこドック」を売りの1つとしています。
奈良に13年住んでいた文豪「志賀直哉」が、エッセイ「奈良」に書いた「奈良にうまいものなし」という文章。
悪い意味に囚われがちですが、一文だけではなく全体を読んでみると「名品となるものはないけれど、豆腐やがんもどきなど良い物もある」という意味に変化します。
要は探せば良い物は山ほどあり、それは現代でも一緒ですね。
からこカフェ一押しの、名物ドックサンドも、その類だと思いますが「奈良漬けタルタルフィッシュドック」なんて、他では中々食べられない味ではないでしょうか。
注意点として、こちらのからこカフェでは現金のみで支払いが可能との事ですので、注意してください。
奈良漬けタルタルフィッシュドックを食べてみた
奈良三条の完全人工光型野菜工場「まほろば水耕園」
栽培期間中、農薬不使用でみずみずしく柔らかな食感が特徴の、高い栄養価が売りのレタスですね。
他にも田原本農家産のトマトや奈良漬けなど、こちらでしか食べる事の出来ない「奈良漬けタルタルフイッシュドック」
お値段は税込みで518円、ドリンクを同時に注文すると100円引きとなりますので、少々お得ですね。
単体で食べると、かなり癖の強い奈良漬けですが、フィッシュカツやレタス、甘目のトマトに包まれると逆に良いアクセントになっていて、中々美味しく頂けましたね。
お値段は少々高めに感じますが、ここでしか食べられない味、是非味わってみては如何でしょうか!
3階 展望室からの景色
エレベーターもありますが、階段でトコトコ上っていくと、最上階の展望室に辿り着きました。
壁には田原本町の歴史写真が貼られていましたが、3階にも2階と同じ木目調のテーブルとチェアで休憩する事が出来て、食事も可能との事。
2階が満席になる事が多いので、3階に移動されている方もいらっしゃいましたね。
(右側に見える得得うどんの存在感が大きい)
ベランダに出ると、田原本町を一望・・とはいきませんが、手前には隣接している「唐古・鍵遺跡史跡公園」、遠目に龍王山や三輪山を見る事が出来ました。
反対側のベランダからの写真ですが、駐車場と田原本の素朴な街並み、二上山や、金剛山、葛城山を眺める事が可能です。
のどかで良い雰囲気ですが、お昼を過ぎた頃ぐらいから、駐車場は常に満車状態で、当館の人気の高さが伺い知れますね。
天気も良くて風も心地よく、こちらの風景を楽しんでいるだけで時間が過ぎ去っていきました。
是非3階の展望室にも訪れてみてください!
アクセスと営業時間について
住所:奈良県磯城郡田原本町大字唐古70番地の1
電話番号:0744-33-9170
利用時間:9:00~18:00(駐車場・トイレは24時間利用可能)
休館:年中無休
西名阪自動車道 郡山ICより10分
京奈和自動車道 三宅ICより5分
新大阪駅より50分
京都駅・関西国際空港より70分
無料駐車場に停めましたが、お昼12時には満車状態で、かなり難儀しましたので、休日などに訪れる際は、早めに早めに行動が吉だと思います!
関連記事について
道の駅 レスティ 唐古・鍵の目と鼻の先にある、史跡公園です。
こちらで是非、弥生時代の雰囲気を楽しんでください!
最後に
田原本町の新鮮な野菜、特産品が目白押しで、道の駅にありがちな簡素な造りではなく、今風の清潔でおしゃれな空間となっています。
老若男女、様々な人で賑わっていて、今後の発展が楽しみな道の駅ですね、皆様も是非一度訪れてみてください!
さてさてここまで読んで頂きありがとうございます!
また次回に~(^^)/