奈良県磯城郡田原本町に、2018年4月、道の駅 レスティ 唐古・鍵と同時期にオープンした「唐古・鍵遺跡史跡公園」
大阪生まれではありますが、20年以上住んでいた奈良も同じくらい好きで、暇があれば様々な観光地に赴いています。
そんな私ですが、「唐古・鍵遺跡史跡公園」は本当に居心地が良くて、是非皆様にご紹介したく、記事を書いている次第です。
どのような公園なのか、行こうか悩んでいる方々の参考になれば幸いです!
唐古・鍵遺跡史跡公園で弥生時代体験!
今から約2000年前、古代日本の弥生時代前期から後期まで約700年もの長い間、集落として存在した「唐古・鍵遺跡」は、広さ約42万平方メートルと、甲子園10個分に相当する広大さを誇ったそうです。
園内を歩いて感じた雰囲気と紹介パネル
休日だった事もあり、家族連れやカップルなど、たくさんの人で賑わっていましたが、まず驚いたのがその広さ。
初めて訪れた際は、道の駅「レスティ 唐古・鍵」の駐車場に停め、国道24号線を隔てた唐古・鍵遺跡史跡公園を訪れましたが、まず目に付いたのが「遺構展示情報館」です
館内には事務所があり、空調が効いていて暖かかったですが、職員さんも居て、パンフレットなどが置かれていました。
情報館を出ても、公園内には遺跡の紹介パネルが至る所に設置されていて、じっくりと読みつつ一周するのに1時間程掛かってしまいましたが、普段運動不足なので良い運動になりました。
ほぼ前知識なく、どういった公園なのか全く知らなかったのですが、紹介パネルのお陰で、どういった史跡なのかある程度認識する事が出来たのは良かったですし、楽しくもありましたね。
こちらの集落は、当時の最先端の技術を持ち、近畿地方のリーダー的存在だったとの事。
愛知県や岡山県、もっと果てでは福岡県などで作られた土器が出土するなど、それだけでも古代日本の浪漫を感じずにはいられません。
当時は歩きや舟がメインの交通手段だったようですが、長い長い旅路だったでしょうね、何年かかったんだろう・・
楼閣と唐古池について
唐古・鍵遺跡史跡公園の、ほぼ中央に位置する楼閣と唐古池
楼閣は、パネルにも書かれていましたが、紀元前1世紀頃の壺に書かれていた絵画を元に復元したそうです。
実際に建てられていた場所は特定出来ていないそうですが、弥生時代に、このような建物を建てる事が出来たんだなあっと・・
実際に上る事は出来ませんが、ランドマーク的な存在として存在感を発揮していました。
ヨーロっパ貴族のヒゲのようなのがニョキっと出ていますが、微妙に可愛く感じちゃいましたね、なぜこのような造りになっているのだろうか・・
唐古池の周りを歩いて
上記の写真でも、ちょろっと写っていますが灌漑用溜め池として作られた「唐古池」
これも弥生時代に・・と思いきや、どうやら300年程前の江戸時代に作られたそうで、1936~1937年、国道24号線を造る際に、こちらの池底の土が使われたそうです。
池の周りを歩くだけでも良い運動になりますし、ウォーキングやジョギングされている方も多くいましたね。
上記写真のように、歩きやすく走りやすく整備されていて、足への負担が少なく感じましたし、こういった配慮は嬉しいですね。
あと池の周りには桜の木が植えられているので、またお花見の際に訪れたいと思います。
太平洋戦争時代の遺跡
八角形のコンクリート構造物を見つけて、トコトコと近づいていったのですが、太平洋戦争時代に作られた高角砲の台座跡との事。
高角砲とは対空射撃用の火砲ですね、柳本飛行場を守るために作られたのだそうです。
弥生時代とは関係ないですが、これも日本が歩んだ歴史の1つ・・というわけですね。
史跡公園には20枚の情報パネルが設置
唐古池を中心に、弥生の建物広場、生活体験広場、弥生の林エリアに分かれた史跡公園には、上記写真が示す通り20枚の情報パネルが設置されていて、的確に弥生時代の古代日本の情報をインプットする事が出来ます。
トイレもキレイで自販機や休憩スペースもあり、夏場などは日陰になって気持ちいいかも。
これを全部見て回るのに、1時間近く掛かりましたが、是非皆様もグルリと回って弥生時代の風を感じてみてください!
関連記事について
唐古・鍵遺跡史跡公園と隣接している道の駅「レスティ 唐古・鍵」です!
こちらでお土産や、パンなどを買って公園でまったりするもの良いですね!
お花見は、是非「 レスティ 唐古・鍵」で!
アクセスと開園時間、駐車場について
住所:636-0226 奈良県磯城郡田原本町唐古50番地の2
開園時間:9:00~17:00(入園時間は9:00~16:30まで)
利用料金:無料
電話番号:0744-34-5500
FAX:0744-34-5511
駐車台数:62台
公園駐車場の利用時間は9:00~17:00(17:00に施錠)
休園日は毎週月曜日と12月28日~1月4日
最後に
遊具やアトラクションがあるわけではないですが、遊ぶには十分な広さで、子供達や愛犬をつれた飼い主の笑顔が印象に残っています。
歴史好きではない限り、初デートなどには少々向かないかもしれませんが、何組かカップルらしき姿もありましたし、不思議とまったりと過ごす事が出来る空間でした。
今後も長らく、田原本町の歴史を伝える観光地として、人々に愛され続けていくのでしょうね。
是非皆様も道の駅「レスティ 唐古・鍵」と合わせて、弥生時代の雰囲気を楽しまれては如何でしょうか!
さてさて、ここまで読んで頂きありがとうございます!
また次回に~(^^)/