大阪グルメを求めて ~近畿旅紀行~

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高鴨神社は全国鴨社の総本社!京都の賀茂神社と並ぶパワースポット

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f:id:GOSE:20190114174405j:plain世界遺産に「古都京都の文化財の1つ」として登録されている上賀茂神社と下賀茂神社。

 

それらを含めた全国のカモ神社の総本社と称されるのが、奈良県御所市鴨神にある「高鴨神社」です

 

個人的に大好きな神社で年に1回以上訪れていますし、初詣は15年以上、こちらを参拝させて頂いています。

 

神社・仏閣記事、第1回目は「高鴨神社」について、ご紹介したいと思います!

全国カモ神社の総本社 高鴨神社について

高鴨神社の周辺となる金剛山、東山麓地域は古代の豪族「鴨族」発祥の地で、少なくとも2300年の前となる縄文時代の晩期より集落が形成された後、祭祀が行われ始めて創建は恐らく弥生時代との事。

 

日本最古の神社の1つである、全国鴨(加茂)系の神社の元宮となります。

 

そして「日本さくら草」という花の保存と栽培を行っているそうで、4月~5月になると500種類2000鉢以上が、パっと咲き誇る姿は圧巻の一言!

 

御祭神について

鴨族が守護神として祭った日本神話に登場する神で、農業、雷、不動産業の神として信仰される、「阿遅志貴高日子根命(あじしきたかひこねのみこと)」を主祭神としています。

 

高鴨神社とあるように、別名の「迦毛大御神(かものおおみかみ)」のほうが覚えやすいですが、この神様は、北は青森県から南は鹿児島県に至るまで、約三百社で祀られているとの事です。

 

「大御神」と名がつくのは、日本国民の総氏神とされ伊勢神宮に祀られている「天照大御神」と、多くの神の父神である「伊邪那岐大御神」の3神しかおらず、死した神々をも蘇らせる事が出来る、神力が強い神様なのだそうです。

 

全体の雰囲気について

鳥居を超えると、祓戸神社と手水舎が左側にありますので、こちらでキッチリと清めます。

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手水舎は写真では少々分かりにくいですが、龍の形をした一般的たタイプ。

 

後ろに見える舞台と放生池がキレイですが、この池をよく見ると鴨神社らしく?数羽の鴨が優雅に泳いでいますので、是非探してみてください。

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あと上記の写真では少々見えにくいですが、奥の建物は「歴史文化館」となっていて、「鴨ソバ」などの料理を頂く事が可能となっています。

 

右側には社務所と、お札・お守り授与所があり、お正月には毎年、大きなストーブが配置され、お神酒も頂けますが、最近は家族を連れて運転する事が多く、飲めないのが寂しい所・・

 

楠木正成公の銅像

南北朝期の南朝の武将で、後醍醐天皇に付いて戦った大坂河内の豪族ですね。

 

何十年まえから、何故「楠木正成公」の銅像があるのかなっと、疑問に思っていたのですが、高鴨神社から葛城・金剛山を超えていくと大阪の「千早赤阪村」にたどり着きますが、そこは彼の本拠地なんですよね。

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必勝祈願に、よくこちらの高鴨神社に参拝されていたとの事で、七生報国と銘が入っていますが、「死んだとしても七度生き返って国のために報いる」という意味となります。

 

拝殿と本殿、ご神木について

楠木正成公の銅像を通りすぎ真っ直ぐに参道を進むと、ご神木となる大杉の雄姿が、少しずつ見えてきます。

 

個人的にですが、この大杉が昔から大好きで、毎年耳を当てたり手を当てたりして神聖なパワーを貰いつつ「また無事に来れたよ」と、報告するのが自分の中での恒例となっています。

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いつ頃から、この地を見守ってくれていたのでしょうかね。

 

さて第二の鳥居を超えて階段を上ると、拝殿と国指定重要文化財の本殿がありますが「写真撮影が禁止」となっています。

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是非、実際に見て感じて、高鴨神社が発する気を感じ取ってみてください!

 

摂社 東神社と灯籠に見える石垣

階段を上らず、ご神木よりの右に逸れると、奈良指定文化財の「東神社」に向かう事が出来ます。

 

カメラを構えつつ進んでいくと、通り過ぎた見知らぬ年配の方に「ここも写真撮っときや」と声を掛けられました。

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こちら皆さん、何に見えますか?

 

最初、何を撮ればいいのか分からず、いつのまにか年配の方も居なくなってしまったので不思議ではあったのですが、どうやら「灯籠に見える石垣」のようです。

 

偶然このような形になったのでしょうね、面白い!

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看板には「東宮」と書かれていて、十分に凄いと思うのですが寛文9年、1669年の江戸時代に建てられたようです。

 

御祭神は、藤原氏の氏神として信仰された「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」と、天照大御神・住吉三前大神

 

末社も集中して配置されていて、奥に見えるのは金運アップのご利益がある、水の女神様「市杵島姫命(いちきしまひめ)神社」

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奥から「西佐味神社」「細井神社」「雷神社」「大黒石」「春日神社」「大山咋神社」「佐味護国神社」となります。

 

お時間があれば、是非こちらも回ってみてください!

 

摂社 西神社とお稲荷様

真正面から拝殿を見て左に進むと、摂社 西神社に進む事が出来ます。

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それ程遠くはないですが、5分程の道中にも摂社があり、手前から「八幡神社」「一言主神社」「猿田彦神社」「聖神社」「稲荷神社」「金毘羅神社」「八坂神社」「牛瀧神社」となります。

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京都の伏見稲荷神社のように鳥居が続いていますね、稲荷神社がありますが、こちらもお祈りしています。

 

西神社の前にも看板があり「西宮」と書かれていましたが、こちらは享保2年、江戸時代1685年に建てられたようです

 

御祭神は、宗像三女神の「多紀理毘売命(たぎりひめ)」、天御勝姫命・塩冶彦命・瀧津彦命

 

お時間がある際は、是非こちらにもお参りしてみてください。

 

しっかりと整備もされていますし、清らかな気配を感じる事ができて心が洗われますね、ここの雰囲気は凄く好きなのです。

 

アクセスについて

所在地:〒639-2343 奈良県御所市鴨神1110

電話番号:0745-66-0609

交通アクセス:(1)近鉄御所駅からバスで30分 風の森バス停から徒歩で15分

 

 

近鉄御所駅が最寄り駅となりますが、歩くとなると2時間くらいはかかると思われますので、脚力に自信がある方以外は車かバスが、ベターですね。

 

駐車場は高鴨神社の真横にある「歴史文化館」に4~5台、反対側に第二駐車場があり、そちらも数台。

 

ただお正月の時などは満車状態となるので、路駐している方が殆どですね(それ以外は問題ないかと)

 

最後に

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神社の周りは、かなり長閑な風景が広がっていて知る人ぞ知る、日本でも有数の歴史ある神社の1つです。

 

交通の便は正直良いとは言えませんが、それ故にお正月でも人混みに辟易することなく参拝出来るのが良いですね。

 

最後となりますが「カモ」は「カミ」と道源で「カモす」という言葉から派生し、「気」が放出している様子を表しているとの事で、実際に鉱脈の上に重なり、多くの「気」が出ているそうです。

 

是非、境内を歩いて、その神聖なる「気」を浴びてみては如何でしょうか!

さてさてここまで読んで頂き、ありがとうございます!

また次回に~(^^)/